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プログラムについて

中村透/琉球大学教授 このワークショップは、琉球大学教育学部と沖縄県立総合研修センターの連携で行われたプロジェクト<音楽・演劇表現の基礎行動によるコミュニケーション・スキル向上のための研修モデルカリキュラム>の試行の一環です。独立行政法人「教員研修センター・教員研修モデルカリキュラム開発プログラム」の公募助成を受けたものです。

子どもの学ぶ意欲の低下やいじめ等が教育問題となっている背景には、子ども同士のコミュニケーション不足が指摘されています。本プログラムの特徴は、音楽・演劇等の表現の基盤にある共同のパフォーマンス行動を抽出して体系化し、子ども集団による共同の表現活動を想定したカリキュラム開発を行うことです。その検証を通して、教員と子ども、教員と教員、教員と保護者、あるいは子どもと子どもとのコミュニケーションを向上させるための実践的研修モデルを作成することにあります。

今日、子どもたちの没個性的な表現行動、対人関係の不安定行動が指摘されています。学びの場を効果的なものにするためには、学び合う者の双方向的な対話や、他者の行動を認め合いながら豊かな人間関係を紡ぎ出してゆくことが欠かせません。

このプログラムでは、音楽や演劇の表現行動の基層にある、共同性・対話性に着眼し、協働のあり方を探求します。演劇行動では、集団による創造的な関係行動を通して、音楽行動では、集団による即興的なアンサンブルを通して、それぞれ他者との共感に満ちたコミュニティの形成を模索しました。

いずれも、参加者が主体的に動き、講師がファシリテーターとして支援するワークショップ方式で行いました。また、ワークショップで得られた体験を参加者とともに振り返りながら、豊かな人間関係を紡ぎ出してゆく方法を検証しました。(中村透)

更新日:2009年10月 6日

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